中日ドラゴンズ2軍誘致
中央公園に候補地決定 今月末に2次提案 2026.10.9
中日ドラゴンズのファーム誘致で、2次提案の肝となる「候補地」について説明する魅力創造部の八木健次部長。
中日ドラゴンズのファーム(2軍)拠点の誘致レースで、1次選定を通過した東海3県22自治体が2次提案(今月30日締切)に向けた準備を進めるなか、豊田市は5日、肝となる建設候補地を「中央公園」に決定したと発表した。
具体的な場所は県立豊田北高校の北側から東側にかけての約19ヘクタール(写真参照)。中央公園第2期整備事業の次期整備区域に位置づけられ、既に都市計画決定も進んでいる。大半は農地だ。誘致が実現すれば、この19ヘクタールのうち7〜8ヘクタールを使って、メイン球場、サブ球場、サブグラウンド、屋内練習場、クラブハウス、選手寮などが整備される。
球団側が示している大きな条件は、①バンテリンドームから車で一時間以内でアクセスできること、②7万㎡〜8万㎡の一団の土地を用意すること、③2030年代前半に移転完了できること、の3点。中央公園はこの3点をクリアしている。
市は市内の他の候補地とも比較検討した上で、中央公園について、①中心市街地に隣接し地域経済の活性化が期待できる、②近隣にスポーツ施設が集積する立地環境を生かして更なるスポーツ振興を図れる、③人が集まる中央公園の特性を生かして中日ドラゴンズが掲げるベースボールタウン構想の実現に寄与できる、などの優位性があるとして候補地を決めたという。
今回の発表を主に担当した魅力創造部の八木健次部長は、「市民の皆さま、市議会、産業界からの関心が高く期待も大きいことから、候補地が決まった今、少しでも早くお知らせしたい思いから公表することになりました」と話していた。
今回の発表では、豊田都心にある毘森(ひもり)公園の再整備の基本コンセプトも伝えられた。同公園はこれまでスポーツ利用を中心に親しまれてきたが、第9次総合計画に沿って再整備の基本コンセプトを「こどもを起点に多世代がつながるまちの交流拠点」と決定。既存のスポーツ施設は段階的に移設または廃止の方針だ。野球場の機能については中央公園へ移転する予定だが、ドラゴンズ誘致が実現すればこちらの野球場を兼用していく考え。メイン球場、サブ球場、サブグラウンドが造られるため、市民の利用日も毘森公園と同等に確保できると考えている。
なお誘致レースは、お隣のみよし市では市民の署名運動が行われ、市役所もプロジェクトチームを組んで力を入れている。 【新見克也】